
ペットと住める賃貸を探しているんだけど、「敷金2ヶ月」とか「敷金+1ヶ月」って書いてあって普通より高そう…。ペット可物件の敷金って、相場はいくらくらいなの?どうしたら抑えられる?
ペットと暮らせる賃貸を探していると、必ず気になるのが「敷金」です。ペット可物件は通常の物件より敷金が高めに設定されることが多く、「相場がわからず、提示された金額が高いのか妥当なのか判断できない」という方も少なくありません。敷金は退去時に返ってくるお金でもあるため、仕組みと相場を正しく理解しておくことが、ムダな出費を防ぐ第一歩です。
この記事では、ペット可賃貸の敷金相場・通常物件との違い・敷金が高くなる理由・退去時に返ってくる金額の目安、そして敷金を抑えるコツまで、ペットと暮らす飼い主さんの目線でわかりやすく解説します。
- ペット可賃貸の敷金相場と、通常物件との違い
- ペット可物件で敷金が高くなる理由
- 退去時に敷金が返ってくる金額の目安と原状回復のルール
- 敷金・初期費用を賢く抑えるコツと物件選びのポイント
ペット可賃貸の敷金相場一覧
まずは敷金の相場を一覧で確認しましょう。一般的な賃貸の敷金は「家賃1ヶ月分」が目安ですが、ペット可物件ではこれに上乗せされるのが通常です。
| 物件タイプ | 敷金の相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 通常の賃貸(ペット不可) | 家賃0〜1ヶ月分 | 近年は敷金ゼロ物件も増加 |
| ペット可賃貸(小型犬・猫1匹) | 家賃1〜2ヶ月分 | 通常+1ヶ月の上乗せが多い |
| ペット可賃貸(中〜大型犬・多頭飼い) | 家賃2〜3ヶ月分 | 頭数・サイズで増額されやすい |
| ペット共生型マンション | 家賃1〜2ヶ月分 | 設備が整い相場は標準的なことも |
たとえば家賃8万円のペット可物件で敷金2ヶ月なら、敷金だけで16万円が必要になります。さらに礼金・仲介手数料・前家賃などを合わせると、初期費用は家賃の4〜6ヶ月分(約32〜48万円)になるのが一般的です。
ペット可物件で敷金が高くなる理由
「なぜペット可だと敷金が高いの?」と疑問に思う方も多いはずです。理由を知っておくと、提示された金額が妥当かどうかを判断しやすくなります。
退去時の原状回復費用が大きくなりやすい
もっとも大きな理由がこれです。ペットによる壁紙の引っかき傷・床のキズ・柱のかじり跡・においの付着などは、通常の生活でつく傷より補修範囲が広くなりがちです。大家さんは退去時の修繕に備えて、あらかじめ敷金を多めに預かっておくわけです。
「敷引き(償却)」が設定されていることがある
ペット可物件では、預けた敷金のうち一定額が退去時に返還されない「敷引き」「償却」として契約に盛り込まれているケースがあります。たとえば「敷金2ヶ月・うち1ヶ月償却」とあれば、1ヶ月分は最初から返ってこないお金、という意味です。契約前に必ず確認しましょう。
においや鳴き声などのリスクを織り込んでいる
消臭クリーニングや、ペット由来の設備劣化に備えるため、相場より高めの敷金を設定している物件もあります。逆に言えば、設備がペット向けに整ったペット共生型マンションなら、敷金が標準的な水準に収まることも珍しくありません。

なるほど…!「敷金2ヶ月」でも、償却ありなのか全額返ってくるのかで全然ちがうんだね。契約前のチェックが大事!
退去時に敷金はいくら返ってくる?原状回復のルール
敷金は「預け金」なので、原状回復費用を差し引いた残りは返還されるのが原則です。ただしペットがいると差し引かれる金額が大きくなりやすいため、ルールを知っておきましょう。
国のガイドラインでは「経年劣化」は貸主負担
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常の使用による損耗(経年劣化)は貸主(大家さん)負担が原則とされています。一方で、ペットによる引っかき傷・かじり傷・においなど、通常使用を超える損傷は借主負担になりやすい点に注意が必要です。
借主負担になりやすいペット由来の損傷
- 壁紙・柱・建具の引っかき傷、かじり跡
- フローリングの深いキズや変色
- 取れないにおい(消臭・脱臭クリーニング代)
- 粗相によるシミ・床下への染み込み
これらの補修費が敷金から差し引かれ、敷金で足りなければ追加請求されることもあります。入居中から傷やにおいを予防しておくことが、結果的に退去費用の節約につながります。床や壁を傷つきにくく整えておきたい場合は、ペット対応リフォームの実績がある業者に相談すると、賃貸でも原状回復しやすい方法を提案してもらえます。
ペット可賃貸の敷金・初期費用を抑える5つのコツ
敷金が高めになりがちなペット可物件でも、工夫しだいで初期費用は抑えられます。次の5つを意識して物件を探しましょう。
① 「敷金ゼロ・礼金ゼロ」のペット可物件を探す
近年は敷金・礼金ゼロのペット可物件も増えています。ただしゼロ物件は退去時にクリーニング費や償却費を別途請求されることが多いため、「初期費用が安い=総額が安い」とは限りません。契約条件をトータルで比較しましょう。
② 敷引き(償却)の有無と金額を必ず確認する
同じ「敷金2ヶ月」でも、全額返還される物件と1ヶ月償却の物件では実質負担が大きく変わります。契約前に「償却・敷引きはいくらか」「返還される条件は何か」を書面で確認しておきましょう。
③ ペット共生型マンションも候補に入れる
足洗い場・傷に強い建具・ペット用設備が最初から整ったペット共生型物件は、敷金が標準的な水準に収まることがあります。退去時のトラブルも起きにくく、トータルコストで見るとお得なケースも少なくありません。
④ 初期費用の分割・クレジット払いに対応した物件を選ぶ
まとまった敷金がすぐに用意できない場合は、初期費用の分割払いやクレジットカード払いに対応した不動産会社を選ぶと、入居のハードルが下がります。
⑤ ペット可物件に強い不動産サービスで探す
ペット可物件は数が限られるうえ、敷金や条件が物件ごとに大きく異なります。ペットとの暮らしに理解のある不動産サービスを使えば、敷金の条件まで含めて自分に合った物件を効率よく探せます。条件交渉のサポートが受けられることもあります。
ペット可賃貸の敷金でよくある質問
Q. ペットを飼っていることを隠せば敷金は安くなる?
絶対にやめましょう。ペット不可物件での無断飼育は契約違反となり、強制退去や高額な原状回復費の請求、損害賠償につながるリスクがあります。最初からペット可物件を選ぶのが、結果的に一番安心で安く済みます。
Q. 多頭飼いだと敷金はさらに高くなる?
頭数が増えると傷やにおいのリスクが上がるため、敷金が1匹あたりで加算されたり、頭数制限が設けられたりすることがあります。多頭飼いの場合は、入居前に頭数を正直に伝えて条件を確認しておきましょう。
Q. 敷金が返ってこないのは違法ではない?
契約書に償却・敷引きの記載があれば、その分が返還されないこと自体は違法ではありません。ただし、経年劣化分まで借主に負担させる請求は国のガイドラインに反する可能性があります。明細に納得できない場合は、内訳の提示を求めましょう。
まとめ:敷金は「相場+償却の有無」で総額を判断しよう

ペット可の敷金は家賃1〜2ヶ月が目安。でも「いくら預けるか」より「いくら返ってくるか」が大事だよ。償却の有無まで確認して、トータルで安い物件を選ぼう!
ペット可賃貸の敷金について、最後におさらいします。
- ペット可賃貸の敷金相場は家賃1〜2ヶ月分。中〜大型犬・多頭飼いは2〜3ヶ月になることも
- 敷金が高いのは退去時の原状回復費に備えるため。償却(敷引き)の有無を必ず確認する
- 経年劣化は貸主負担、ペット由来の傷・においは借主負担になりやすい
- 入居中の傷・におい予防と、ペット可に強いサービスでの物件探しが節約のカギ
敷金は「高い・安い」だけでなく、退去時に返ってくる金額まで含めて判断するのがポイントです。条件まで比較してムリなく住み替えたい方は、ペットとの暮らしに理解のある不動産サービスを活用すると、敷金の条件も含めて自分に合った物件が見つかりやすくなります。
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