ペット可の賃貸に申し込んだのに審査に落ちちゃった……なんでだろう?
ペットと一緒に暮らせる賃貸物件を見つけて、いざ申し込んだのに審査に落ちてしまった……そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。ペット可賃貸はそもそも物件数が少なく、通常の賃貸物件と比べて審査基準が厳しい傾向にあります。
しかし、落ちる原因を事前に理解しておけば、対策を打つことは十分に可能です。この記事では、ペット可賃貸の審査に落ちる主な理由と、審査通過率を上げるための具体的な方法をわかりやすく解説します。
- ペット可賃貸の審査に落ちる5つの主な理由
- 審査通過率を上げるための具体的な対策
- ペット可物件を効率よく探す方法
ペット可賃貸の審査の仕組みとは?
ペット可賃貸の入居審査は、一般的な賃貸審査の項目に加えて、ペットに関する独自の審査基準が設けられています。具体的には、以下の3段階で審査が行われるケースが多いです。
まず「収入審査」では、家賃の36倍以上の年収があるかどうかが基準となります。たとえば家賃8万円の物件であれば、年収288万円以上が目安です。次に「信用情報の確認」として、過去のクレジットカードや家賃の滞納履歴がチェックされます。最後に「ペット審査」として、飼育するペットの種類・頭数・大きさが物件の規約に合っているかが確認されます。
ペット可物件では、退去時の原状回復費用が高くなる傾向があるため、大家さん側のリスクも大きくなります。そのため、通常の物件よりも審査が慎重になりやすいという点を理解しておきましょう。
ペット可賃貸の審査に落ちる5つの理由
審査に落ちるのって、やっぱり収入が原因なのかな……?
理由①:収入に対して家賃が高すぎる
ペット可賃貸は、通常の物件より家賃が1〜2割ほど高く設定されているケースが一般的です。たとえば、同じエリアの1LDKで通常7万円のところ、ペット可だと8〜8.5万円になることも珍しくありません。
審査では「家賃の36倍以上の年収」が目安とされています。家賃8.5万円なら年収306万円以上が必要です。ペット可物件の家賃上乗せ分を考慮せずに申し込むと、収入基準をギリギリで割ってしまうことがあります。
理由②:ペットの種類・頭数が規約に合っていない
「ペット可」と書いてあっても、すべてのペットが飼えるわけではありません。多くの物件では「小型犬1匹まで」「猫は不可」「爬虫類は不可」など、細かい飼育条件が設定されています。
特に多頭飼いの場合は審査が厳しくなりがちです。2匹以上のペットを飼育したい方は、物件の飼育規約を事前に細かく確認することが大切です。
理由③:過去にクレジットカードや家賃の滞納履歴がある
信用情報に傷がある場合、ペット可物件の審査はかなり不利になります。ペット可物件では退去時の原状回復費用が高額(相場は10万〜30万円程度)になるため、大家さんとしては「家賃を確実に支払ってくれる人」を求めるのは当然のことです。
過去5年以内にクレジットカードの延滞や家賃の滞納がある方は、保証会社の審査で引っかかる可能性が高いでしょう。
理由④:敷金・初期費用の準備が不十分
ペット可賃貸では、通常の敷金に加えて「ペット敷金」が必要になるケースがほとんどです。一般的には、敷金が通常より1ヶ月分上乗せされます。家賃8万円の物件であれば、通常の敷金2ヶ月分+ペット敷金1ヶ月分で合計24万円が必要です。
初期費用の支払い能力が不十分だと判断されると、審査に落ちる原因となります。
理由⑤:過去にペットトラブルの履歴がある
以前の住居でペットによる近隣トラブル(騒音、臭い、共用部の汚損など)があった場合、管理会社間で情報が共有されていることがあります。特に同じ管理会社の物件に再度申し込む場合は、過去のトラブル履歴がそのまま審査に影響します。
正直に申告しなかった場合でも後から判明するケースがあるため、過去のトラブルは隠さず、改善した点を伝えるのがベターです。
審査に通るための具体的な対策
原因はわかったけど、具体的にどうすれば審査に通りやすくなるの?
審査に落ちる原因を理解したら、次は対策です。以下の方法を実践することで、審査通過の可能性を高められます。
①家賃を手取り収入の25%以内に抑える
審査基準ギリギリではなく、余裕を持った家賃設定の物件を選びましょう。手取り月収20万円なら、家賃は5万円以内が理想です。
②ペットの飼育実績を書面でアピールする
ワクチン接種証明書、しつけ教室の修了証、前の住居での飼育に関する大家さんからの推薦状などを用意すると、審査にプラスに働きます。
③敷金の上乗せを申し出る
「敷金を1ヶ月分多く払います」と申し出ることで、大家さんの不安を軽減できます。敷金の上乗せは審査通過の有効な手段として多くの不動産会社が推奨しています。
④連帯保証人を立てる
保証会社だけでなく、収入の安定した親族を連帯保証人に立てることで、信用力を補強できます。
⑤ペット可物件に強い不動産サイトを活用する
ペット可に特化した物件サイトでは、審査に理解のある大家さんの物件が多く集まっています。最初から審査に通りやすい物件に出会える確率が格段に上がります。
こんな人は要注意!審査で不利になりやすいケース
以下に当てはまる方は、通常よりも審査が厳しくなる可能性があります。事前に対策を講じておきましょう。
- 大型犬や多頭飼いを希望している
- 転職直後で勤続年数が1年未満
- フリーランスや個人事業主で収入証明が不安定
- 過去にクレジットカードの延滞や債務整理をしたことがある
- 以前の住居でペットによる近隣トラブルがあった
- 家賃が手取り収入の30%を超えている
ただし、上記に当てはまるからといって必ず審査に落ちるわけではありません。対策を複数組み合わせることで、十分にカバーできるケースもあります。諦めずにチャレンジすることが大切です。
効率よくペット可物件を探す方法
ペット可賃貸は全体の物件数の約10〜15%程度しかないと言われています。限られた選択肢の中から理想の物件を見つけるには、効率的な探し方が重要です。
ペット可専門の物件サイトを使う
一般的な不動産ポータルサイトでは「ペット可」の絞り込みができますが、掲載情報が不十分なことも多いです。ペット可に特化したサイトなら、飼育可能なペットの種類や頭数制限などの詳細情報が確認でき、ミスマッチを減らせます。
不動産会社に直接相談する
ネットに掲載されていない「非公開物件」を持っている不動産会社もあります。ペット飼育の事情を直接伝えることで、条件に合った物件を紹介してもらえる可能性が高まります。
物件探しと同時にお部屋の環境整備も検討する
ペット可物件に入居した後、壁や床の傷対策としてリフォームを検討する方も増えています。事前に原状回復しやすい内装にしておくと、退去時の費用を抑えられるだけでなく、次の審査でも有利に働くことがあります。
まとめ:原因を知って対策すれば、ペット可賃貸の審査は怖くない
ペット可賃貸の審査に落ちる主な理由は、収入と家賃のバランス、ペットの条件不一致、信用情報の問題、初期費用の不足、過去のトラブル履歴の5つです。
しかし、これらの原因はいずれも事前に把握して対策を打つことができるものばかりです。家賃を収入の25%以内に抑える、飼育実績を書面でアピールする、敷金の上乗せを申し出るなど、できることから始めてみましょう。
大切な家族であるペットと安心して暮らせるお部屋を見つけるために、ぜひこの記事の内容を参考にしてください。
落ちる理由がわかったから、次こそ審査に通れるように準備しよう!