
ペット可物件って、実はやめたほうがいいって聞いたんだけど…本当なの?後悔したくないから、引っ越す前にちゃんと知りたい!
「ペット可物件はやめたほうがいい」という声をSNSや口コミサイトで目にしたことはありませんか?愛するペットと一緒に暮らせる物件を探しているのに、そんな言葉を聞くと不安になりますよね。
この記事では、ペット可物件が敬遠される具体的な5つの理由と実際の後悔事例、そして失敗しないための選び方6つのポイントを詳しく解説します。正しい知識を持てば、ペット可物件でも快適に暮らすことができます。
- ペット可物件が「やめたほうがいい」と言われる5つの理由
- ペット可物件で実際に起きた後悔事例3選
- ペット可物件でも失敗しない物件の選び方6つのポイント
- ペット可とペット共生型の違いと使い分け方
ペット可物件と「ペット共生型」の違いを知ろう
まず押さえておきたいのが、「ペット可物件」と「ペット共生型マンション」はまったく異なるという点です。
| 比較項目 | ペット可物件 | ペット共生型マンション |
|---|---|---|
| ペット設備 | ほぼなし | 足洗い場・ドッグランなど充実 |
| 家賃 | 通常より5〜15%高め | 通常より10〜25%高め |
| 入居者の理解 | バラつきあり | ペット飼育者のみ |
| 管理・ルール | 物件によって異なる | ペット飼育に特化したルール |
| 退去費用 | 高額になりやすい | ペット対応リフォーム済みで比較的低め |
「やめたほうがいい」と言われるのは主に設備や管理体制が整っていない一般のペット可物件のこと。ペット共生型マンションとはまったく別物です。この違いを理解することが、後悔しない物件選びの第一歩です。
ペット可物件が「やめたほうがいい」と言われる5つの理由
ペット可物件が敬遠される背景には、いくつかの共通した問題点があります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
①家賃・初期費用が割高になりやすい
ペット可物件は、通常の賃貸物件と比べて家賃が5〜15%程度高い傾向があります。都内の1LDKを例にすると、相場が10万円の物件がペット可になると10万5,000〜11万5,000円程度になることも珍しくありません。
さらに初期費用も増加します。一般的なペット可物件では以下のような費用が上乗せされます。
- 敷金:家賃の2〜3か月分(通常は1か月分)
- ペット敷金:家賃の1か月分を別途請求されるケースも
- 月額ペット管理費:2,000〜5,000円/月が加算される物件も
仮に家賃10万円の物件で敷金3か月+ペット敷金1か月なら、初期費用だけで40万円以上かかる計算になります。長期的なコスト計算を忘れずに行いましょう。
②設備・管理状態にばらつきがある
「ペット可」と一口に言っても、設備の充実度は物件によって大きく異なります。足洗い場・ドッグラン・ペット用シャワー室などが整った物件もあれば、ただ「ペットを飼っても契約上問題ない」というだけの物件も少なくありません。
後者の場合、前の入居者が残したペット臭や傷が修繕されないまま残っている可能性があり、入居後に気づいて後悔するケースがあります。内見時に臭いや傷の有無を必ず確認することが重要です。
③退去時の費用トラブルが多い
ペット可物件のトラブルで最も多いのが、退去時の原状回復費用です。国土交通省のガイドラインでは「通常の使用による損耗は貸主負担」とされていますが、ペットによる傷・臭い・汚れは「借主の故意・過失による損傷」と判断されることが多く、高額な費用を請求されます。
特に多い費用請求の例:
| 修繕箇所 | 費用の目安 |
|---|---|
| フローリング全面張り替え | 15〜40万円 |
| 壁紙全面張り替え | 10〜30万円 |
| 消臭・ハウスクリーニング | 5〜15万円 |
| ドア・建具の補修 | 3〜10万円 |
合計で50〜100万円を超える請求が来て驚いた、という体験談も珍しくありません。入居前にペット特約の内容を細かく確認しておくことが必須です。
④近隣トラブルのリスクが高まる
ペット可マンションには複数のペット飼い主が住むことになりますが、それぞれのペットの鳴き声・においへの感度が異なります。自分は気にならなくても、隣の犬の鳴き声が気になる、共用廊下でペットの臭いが気になる、といったトラブルが発生しやすい環境です。
また「ペット可だから何をしてもいい」という誤解から、共用部でのルール違反(リードをつけない、フン処理をしないなど)を行う入居者がいると、居住環境全体が悪化します。管理会社のルール管理力を内見時に確認しましょう。
⑤物件数が少なく選択肢が限られる
全賃貸物件に占めるペット可物件の割合は、全国平均でおよそ15〜20%程度と言われています。特に都市部では供給が少なく、条件に合う物件を見つけるだけでも苦労します。妥協して選んだ結果、立地や間取りが理想と異なり後悔するケースも多いです。
ペット可物件で後悔した実際の事例3選
事例①:退去費用が想定の3倍に(猫2匹・3年間入居)
3年間猫2匹と暮らしたAさん(30代・女性)は、退去時に約85万円の原状回復費を請求されました。内訳は壁紙の張り替え(全居室・24万円)、フローリングの張り替え(6畳分・18万円)、消臭クリーニング(28万円)など。契約時に「ペット特約で原状回復の範囲が通常より広い」と説明を受けていたものの、実際の金額は想定の3倍超でした。
教訓:契約前にペット特約の内容を細かく確認し、原状回復費用の上限や算定基準を明確にしておくことが重要です。可能であれば弁護士や宅建士に内容を確認してもらいましょう。
事例②:前入居者のペット臭が1年以上消えない(ペットなし入居)
ペットを飼っていないBさん(20代・男性)は、たまたまペット可物件に入居した結果、入居初日から強い動物臭を感じました。管理会社に相談したところ「クリーニング済み」とのことでしたが、梅雨の時期になると臭いが復活し、1年以上悩まされ続けました。
教訓:ペット可物件に入居する際は、ペットを飼う予定がない場合でも内見時に臭いと傷の有無を必ず確認することが重要です。前入居者の退去時にプロの消臭施工が行われたか確認しましょう。
事例③:「ペット可」なのに鳴き声苦情が続出(柴犬・1年で退去)
柴犬を飼うCさん(40代・男性)は、入居後に隣室・上階から「犬の鳴き声がうるさい」と複数回苦情を受けました。「ペット可物件だから理解してもらえる」と思っていましたが、ペット可はあくまで飼育を許可するだけで、騒音問題への免除にはなりません。管理会社の仲介もうまくいかず、1年で退去することになりました。
教訓:ペット可物件でも騒音対策は必要です。防音性の高い物件を選ぶか、しつけを徹底することが大切です。壁の厚さ(RC造・SRC造か)を内見時に確認しましょう。

後悔事例を聞いてちょっと怖くなった…。でも、ちゃんとポイントを押さえれば大丈夫ってこと?
ペット可物件でも失敗しない!6つの選び方ポイント
ここからは、ペット可物件でも後悔しないための具体的な選び方を解説します。これらのポイントを押さえるだけで、リスクを大幅に減らすことができます。
①「ペット可」と「ペット共生型」の違いを見極める
前述のとおり、ペット可物件とペット共生型マンションは別物です。予算に余裕があればペット共生型マンションを選ぶことで、設備面・マナー面・退去費用面で大きなメリットがあります。まずどちらのカテゴリで探すかを決めましょう。
②契約書の「ペット特約」を必ず確認する
ペット可物件では必ず「ペット特約」が付いています。チェックすべきポイントは以下の通りです。
- 原状回復の対象範囲(ペットによる損傷の定義)
- 退去時のクリーニング費用の上限額
- 飼育できるペットの種類・頭数・サイズ制限
- 中途解約時のペット関連費用の扱い
- 近隣への迷惑行為が起きた場合の対処方法
特約内容に疑問がある場合は、宅建士または弁護士に内容を確認してもらうことをおすすめします。
③内見時に「5つの確認事項」を必ずチェックする
- 室内の臭い(ペット臭が残っていないか)
- 壁・床の傷の有無と修繕状況
- 建物構造(RC造・SRC造か防音性を確認)
- 共用部の清潔さ・管理状態
- ペット専用設備の有無(足洗い場など)
④退去費用のために毎月積み立てをする
ペット可物件では退去時に高額な原状回復費が発生する可能性を想定し、毎月5,000〜10,000円程度を積み立てておくと安心です。2〜3年後の退去時に慌てずに済みます。積み立て額の目安は「家賃の5〜10%」を毎月確保することです。
⑤防音・消臭対策グッズで近隣トラブルを予防する
入居後の近隣トラブルを防ぐために、以下の対策を講じておきましょう。
- 防音マット・防音カーテンを設置して騒音を軽減
- 消臭スプレー・空気清浄機で臭いを管理
- フローリング傷防止フィルムやカーペットを敷く
- 定期的な消臭クリーニングを自分で実施する
⑥ペット可物件に詳しい不動産会社に相談する
ペット可物件の探し方で最も効果的なのが、ペット可・ペット共生物件を専門に扱う不動産会社に相談することです。一般的な不動産ポータルサイトよりも、非公開物件や好条件の物件を紹介してもらえる可能性が高まります。
また、専門の担当者ならペット特約の確認や交渉、退去費用の事前見積もりについても詳しくアドバイスしてもらえます。
まとめ:ペット可物件は「選び方次第」で快適になれる
ペット可物件が「やめたほうがいい」と言われるのには理由があります。しかし、正しい知識と準備があれば、ペット可物件でもペットと快適に暮らすことは十分に可能です。
今回紹介した6つのポイントを振り返りましょう。
- ペット可とペット共生型の違いを理解する
- 契約前にペット特約の内容を細かく確認する
- 内見時に5つの確認事項をチェックする
- 退去費用のための積み立てを毎月行う
- 防音・消臭対策グッズで近隣トラブルを予防する
- ペット可物件に詳しい不動産会社に相談する

ペット可物件でも、ちゃんとポイントを押さえれば大丈夫だよ!不安なことはプロに相談するのが一番の近道。ペット住まいラボなら宅建士が親身に対応してくれるよ!
また、すでに入居中の方でペットによる傷や汚れが気になる方には、定額制リフォームのイメチェンが便利です。1㎡×1万円の定額制で、ペット対応リフォームも対応しています。退去前の原状回復対策としてもご活用ください。
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