
退去するとき、請求書を見てびっくり!犬を飼っていると退去費用ってそんなに高くなるの…?
「犬を飼っていたから退去費用が想定より3倍になった」「ペット可物件なのになぜこんなに請求される?」こんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
実は犬を飼っている場合、通常の退去費用と比べて2〜3倍になるケースは珍しくありません。しかし、全額支払う義務があるわけではなく、交渉や事前対策で大幅に節約できる可能性があります。
この記事では、犬飼い賃貸の退去費用が高くなる具体的な理由と、費用を抑えるための交渉術・事前対策を詳しく解説します。
- 犬飼いの退去費用が高くなる5つの理由
- 通常物件とペット可物件の退去費用相場の違い
- 退去前にできる費用削減の事前対策
- 大家・管理会社との交渉を有利に進めるコツ
犬飼い賃貸の退去費用が高い5つの理由
まずは、なぜ犬を飼っていると退去費用が高くなるのかを理解しましょう。主な理由は以下の5つです。
① ペット特約による特別費用が発生する
ペット可賃貸の多くでは、入居時に「ペット特約」を締結します。この特約には「退去時のハウスクリーニング費用は借主負担」「消臭・除菌費用を別途請求できる」などの条項が含まれることが多く、これが退去費用を押し上げる大きな要因になります。
国土交通省のガイドラインでは本来、通常の清掃費用は貸主負担が原則ですが、ペット特約で合意した範囲は借主が負担する義務があります。
② 消臭・除菌クリーニングの費用が高い
犬を飼っていると、体臭・フケ・排泄物のにおいが壁紙や床材に染み込みます。通常のハウスクリーニングでは取り除けない場合が多く、専門業者によるペット臭専用の消臭・除菌施工が必要になります。
この費用は1Kで3〜5万円、2LDKになると10万円を超えることもあり、通常クリーニングの2〜3倍程度かかります。
③ 壁紙・フローリングの傷・汚れ
犬の爪による床の傷、引っ掻きキズ、壁への体当たりによる汚れなど、通常使用では発生しないダメージが多数生じるため、原状回復費用として請求されます。
特に大型犬の場合、フローリング全面張り替えを求められるケースもあり、1部屋あたり15〜30万円になることも珍しくありません。
④ 建具・ドアの傷や劣化
犬が引っかいたドア、ペットドア取り付け跡、玄関や室内ドアの下部の傷なども修繕費用の対象になります。ドア1枚の交換費用は3〜8万円程度です。
⑤ 経過年数による減価償却が考慮されないケース
国土交通省のガイドラインでは、壁紙などは6年で残存価値1円となり、経過年数に応じて借主負担額は減少するのが原則です。しかし、ペット特約によって「原状回復費用全額借主負担」と定められている場合、この減価償却の恩恵を受けられないことがあります。
犬飼い賃貸の退去費用相場【2026年版】
部屋の広さ別に、通常物件とペット可物件の退去費用の目安を比較しました。
| 間取り | 通常物件の退去費用目安 | ペット可物件(犬)の退去費用目安 |
|---|---|---|
| 1K / 1R | 3〜8万円 | 8〜20万円 |
| 1LDK | 5〜12万円 | 15〜30万円 |
| 2LDK | 8〜18万円 | 20〜50万円 |
| 3LDK | 12〜25万円 | 30〜80万円 |
※上記はあくまで目安です。実際の費用は部屋の状態・飼育期間・犬の大きさにより大きく異なります。
ペット可物件は通常物件の2〜3倍の退去費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
退去費用を抑えるための事前対策5選
退去費用は退去当日だけでなく、入居中からの日常的な対策が大きく影響します。今すぐできる対策を5つご紹介します。
① 壁紙に保護シートを貼る
犬が届く高さの壁紙に、透明の保護シートや腰壁パネルを貼ることで、爪とぎや引っかきによるダメージを防げます。賃貸でも使える「剥がせるタイプ」の保護シートが市販されています。
② フローリングにマットを敷く
犬がよく歩く通り道にコルクマットやタイルカーペットを敷いておくことで、床の傷を大幅に軽減できます。退去前に取り外すだけで、原状回復の手間も少なくなります。
③ 定期的に消臭・換気を行う
ペット臭は時間が経つほど壁紙や床に定着します。入居中から月1〜2回程度の定期的な消臭スプレー+換気を習慣化するだけで、退去時のペット臭クリーニング費用を大幅に抑えられます。
④ 入居時の写真を撮って保管する
入居当初からあった傷や汚れを写真で記録しておくことが重要です。退去時に「もともとあった傷では?」と主張するための重要な証拠になります。日付入りで撮影し、クラウドに保管しておきましょう。
⑤ 退去前に自分でハウスクリーニングを行う
退去前に市販の消臭剤・クリーニングスプレーを使って自分で掃除を行い、できるだけきれいな状態にしてから立会い検査を受けることで、業者によるクリーニング範囲を最小限に抑えられる場合があります。

入居中からの対策が一番効果的!退去直前に慌てても遅いから、今日から始めるのがおすすめだよ。
退去費用の交渉術【大家・管理会社と上手に話すコツ】
事前対策に加え、退去時の交渉も費用削減に大きく影響します。
国土交通省のガイドラインを把握する
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(国土交通省)」を事前に確認しておきましょう。経年劣化や通常使用による損耗は貸主負担が原則です。ペット特約があっても、ガイドラインに反する過剰請求は交渉で減額できるケースがあります。
見積書の内訳を必ず確認する
退去費用の見積書を受け取ったら、各項目が具体的に何の費用なのかを必ず確認しましょう。「クリーニング代:15万円」とだけ書かれた請求は不透明です。部屋ごと・作業内容ごとの明細を求める権利があります。
複数業者の見積もりを比較する
管理会社が提示する施工業者の見積もりが唯一の選択肢ではない場合があります。自分で別の業者に見積もりを依頼し、相場より著しく高い場合は根拠を示して交渉することが可能です。
弁護士・行政書士への相談も選択肢に
金額が大きく折り合いがつかない場合は、弁護士や行政書士への相談、または各都道府県の「不動産相談窓口」「消費生活センター」への相談も有効です。少額訴訟制度(60万円以下)を活用するケースもあります。
次のペット可賃貸探しは専門サービスで!
退去費用でトラブルになりやすい物件を避けるためにも、次の引っ越しはペット可賃貸の専門サービスを使って、ペット特約の内容が明確な物件を選びましょう。
ペット住まいラボは、犬・猫などのペット可物件に特化した賃貸情報サービスです。ペット特約の詳細や設備情報が事前に確認でき、トラブルの少ない物件選びができます。
退去費用の原因「傷・においの悩み」はリフォームで解決!
「次の物件では同じ失敗をしたくない」という方には、ペット対応のリフォームもおすすめです。ペット臭に強い壁紙・フローリングの滑り止め加工・消臭塗料など、犬と暮らしやすい住環境を整えることで、退去時のダメージを最小限に抑えられます。
イメチェンは、ペット対応リフォームを得意とするサービスです。愛犬と長く快適に暮らすための住まいづくりを、専門スタッフがサポートします。
まとめ
犬飼い賃貸の退去費用が高い主な理由は、ペット特約による特別費用・消臭除菌クリーニング・壁や床の傷修繕です。しかし、入居中の対策と退去時の交渉によって、費用を大幅に抑えることができます。
- ペット特約の内容を入居前に必ず確認する
- 入居中から壁・床の保護対策をしておく
- 国交省ガイドラインを把握して交渉に臨む
- 見積もりの内訳を必ず確認・比較する
- 次の物件はペット可賃貸専門サービスで探す

退去費用は知識と対策で絶対に抑えられる!次の引っ越しも安心して愛犬と一緒に新生活を始めよう!