
うちの子、留守番中に閉まったドアに体当たりしたり、すき間に挟まりそうで心配…。ペットが安心して通れる室内ドアにリフォームしたいけど、どんな方法があって費用はいくらくらいかかるの?
犬や猫と暮らしていると、室内ドアは意外と悩みの多い場所です。「ペットが自分で開け閉めできず部屋に閉じ込められる」「重いドアに挟まれそうでヒヤッとする」「ドア下部をかじって傷だらけ」など、ふだんの生活でストレスになりがちです。こうした悩みは、ペットの動線に合わせた室内ドアリフォームでぐっと解消できます。
この記事では、ペット対応の室内ドアリフォームの種類と費用相場、ペットドア(くぐり戸)の設置、引き戸への変更、賃貸でもできる工夫まで、ペットと暮らす飼い主さんの目線でわかりやすく解説します。
- ペットと暮らす家で室内ドアが悩みになりやすい理由
- ペット対応の室内ドアリフォーム5種類と費用相場
- ペットドア(くぐり戸)設置のメリット・注意点
- 賃貸でもできるドアの工夫と、業者に頼むときのポイント
ペット対応の室内ドアリフォーム 費用相場一覧
まずは代表的なリフォーム方法と費用の目安を一覧で確認しましょう。手軽な工夫から本格的な交換まで、予算と目的に合わせて選べます。
| リフォーム方法 | 費用相場 | 賃貸向き |
|---|---|---|
| 既存ドアにペットドア(くぐり戸)を取り付け | 15,000〜50,000円/箇所 | △(要相談) |
| 後付けの簡易ペットドア・置き型ゲート | 3,000〜10,000円 | ◎ |
| 開き戸から引き戸へ変更 | 80,000〜250,000円 | × |
| ドア下部に保護シート・キックプレート | 2,000〜10,000円/枚 | ◎ |
| ドア本体をペット対応建具に交換 | 50,000〜150,000円/箇所 | × |
ペットと暮らす家で室内ドアが悩みになる理由
対策を選ぶ前に、室内ドアのどこが問題になりやすいのかを整理しておきましょう。原因が分かれば、必要な対策にしぼって無駄なく予算を使えます。
ペットが自分でドアを開け閉めできない
一般的な開き戸は、犬や猫が自分で開けるのは難しく、いったん閉まると部屋に閉じ込められてしまいます。トイレやごはんの場所、飼い主さんのいる部屋へ自由に行き来できないと、ストレスや粗相の原因にもなります。
重いドアや風圧で挟まれる危険がある
勢いよく閉まるドアや、窓を開けたときの風圧でバタンと閉まるドアは、小型犬や子猫が挟まれる事故につながります。とくに体の小さい子やシニアのペットは、ドアの開閉に気をつけたいポイントです。
ドア下部の引っかき・かじり傷
「開けて」とアピールする犬がドア下部を前足で引っかいたり、かじったりして傷だらけになるケースも多いです。賃貸では退去時の原状回復費が高くなる原因にもなるため、早めの保護がおすすめです。
ペット対応の室内ドアリフォーム5種類【費用相場つき】
手軽な順に紹介します。賃貸の方は1〜2、持ち家・分譲の方は3〜5も検討すると、より根本的にペットの暮らしやすさを高められます。
① ドア下部に保護シート・キックプレートを貼る(約2,000〜10,000円/枚)
もっとも手軽なのが、引っかき・かじりが集中するドア下部に透明シートやキックプレートを貼る方法です。傷を防ぎつつ、貼ってはがせるタイプなら賃貸でも原状回復しやすいのが魅力。ホームセンターや通販で手に入り、その日のうちに対策できます。
② 後付けの簡易ペットドア・置き型ゲートを使う(約3,000〜10,000円)
工事をせずにペットの行き来をラクにしたいなら、つっぱり式のペットゲートや、ドアを少し開けた状態で固定するストッパーが便利です。ペットがくぐれる開口のついたゲートなら、人は閉めたままでもペットだけが自由に出入りできます。賃貸でも気軽に導入できます。
③ 既存ドアにペットドア(くぐり戸)を取り付ける(約15,000〜50,000円/箇所)
今あるドアの下部を加工して、ペット専用のくぐり戸を埋め込む方法です。冷暖房効率を保ちつつ、ペットが自分で行き来できるようになります。フラップ(とびら)付きなら冷気・においの行き来も防げます。持ち家・分譲向きですが、賃貸でも大家さんの許可があれば施工できるケースもあります。

賃貸ならまずは保護シート+置き型ゲートの合わせ技だね。くぐり戸の加工は持ち家向きだけど、すごく快適そう!
④ 開き戸から引き戸(スライドドア)へ変更する(約80,000〜250,000円)
開き戸を引き戸に変えると、ドアが風でバタンと閉まる事故が減り、ペットの挟まれ防止に効果的です。少し開けて固定しておけば、ペットが自由に行き来できる「半開き運用」もしやすくなります。間仕切り壁の工事が必要なため費用は上がりますが、バリアフリー化や省スペースにもつながる人気のリフォームです。
⑤ ドア本体をペット対応建具に交換する(約50,000〜150,000円/箇所)
傷に強く拭き掃除しやすい表面材を使った建具や、はじめからペットドアが組み込まれた既製品ドアに交換する方法です。デザインを保ちながら機能性を高められ、長く使うほどコストパフォーマンスが高くなります。床や壁のリフォームとあわせて行うと、施工費を抑えられます。
「ドアも床も壁もまとめてペット仕様にしたい」「賃貸でも定額でキレイに整えたい」という場合は、ペット対応リフォームの実績がある業者にトータルで相談するのが確実です。傷に強い建具・滑りにくい床材・におい対策まで、予算に合わせて提案してもらえます。
ペットドア(くぐり戸)を付けるときの注意点
ペットドアは便利な一方で、設置前に確認しておきたいポイントがあります。あとから「思っていたのと違う」とならないよう、次の点をチェックしましょう。
- ペットの体格に合った開口サイズを選ぶ。大きすぎると冷暖房効率が落ち、小さすぎると通れない
- フラップ(とびら)付きなら冷気・におい・音の行き来を抑えられる
- 多頭飼いや脱走が心配な場合は、ロック機能や暗証式のペットドアを検討する
- 賃貸でドアを加工する場合は、必ず事前に管理会社・大家さんへ確認する
そもそもペットの行き来や設備の自由度が高い物件を選んでおくと、こうした悩み自体が大きく減ります。これから引っ越しを考えている方は、ペット共生に理解のある物件探しから始めるのがおすすめです。
ペットの室内ドアリフォームでよくある質問
Q. 賃貸でもペットドアは付けられる?
ドア本体を加工するタイプは原則として大家さん・管理会社の許可が必要です。許可が得られない場合は、工事不要のつっぱり式ペットゲートや置き型のくぐり戸を使えば、賃貸でも退去時に原状回復できます。まずは加工しない方法から検討しましょう。
Q. ペットドアを付けると冷暖房効率は落ちる?
開口が常に開いていると多少は効率が落ちますが、フラップ(とびら)付きのペットドアを選べば冷気・暖気の行き来を最小限に抑えられます。マグネット式でしっかり閉まるタイプなら、すき間風もほとんど気になりません。
Q. ドア下部のかじり傷はリフォームで直せる?
軽い傷なら補修シートやキックプレートで隠せます。傷が深い場合は、ドア下部のシート巻き替えや建具交換で新品同様に見せることも可能です。再発を防ぐため、補修とあわせて保護プレートを付けておくと安心です。
まとめ:室内ドアは「通りやすく・傷みにくく」が基本

賃貸なら「保護シート+置き型ゲート」、持ち家なら「くぐり戸付き建具や引き戸」。うちの子の体格と動線に合わせて選べば、毎日のストレスがぐっと減るよ!
ペットの室内ドアリフォームについて、最後におさらいします。
- 賃貸はまず「保護シート・キックプレート」と「工事不要のペットゲート」から。費用も手頃で原状回復しやすい
- 持ち家・分譲はくぐり戸の取り付けや引き戸化、ペット対応建具への交換で根本的に快適になる
- ペットドアは体格に合った開口サイズとフラップの有無がポイント
- ドアのかじり傷は借主負担になりやすい。予防が退去費用の節約に直結する
愛犬・愛猫が一日中過ごすお部屋だからこそ、室内ドアは「ストレスなく通れて、傷みにくい」状態に整えてあげたいものです。まとめてしっかり整えたい方は、ペット対応リフォームのプロに相談すると、予算に合わせた最適な方法を提案してもらえます。
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