
マンションの夏って思った以上に暑い…。留守番中のうちの子が熱中症にならないか心配で、外出するのもこわいんだよね。エアコン代も気になるし、賃貸でもできる暑さ対策ってないのかな?
マンションは気密性が高く、夏は熱がこもりやすい住まいです。とくに最上階や西向きの部屋、コンクリート構造の物件は、日中に蓄えた熱で夜になっても室温が下がりにくいのが特徴。犬や猫は人より体高が低く、床に近い場所で過ごすため、私たちが感じる以上に高い温度にさらされています。
犬や猫は汗腺がほとんどなく、体温調節が苦手な動物です。室温28℃・湿度60%を超えると熱中症のリスクが一気に高まるといわれ、留守番中の事故は毎年あとを絶ちません。この記事では、マンションで暮らすペットのために、賃貸でもすぐできる対策からリフォームで根本から涼しくする方法まで、7つの暑さ対策をわかりやすく解説します。
- マンションがペットにとって暑くなりやすい理由と、危険な室温・湿度の目安
- 賃貸でも今すぐできるペットの夏の暑さ対策7選
- エアコン代を抑えながら涼しさをキープするコツ
- 暑さを根本から解決する断熱・内窓リフォームという選択肢
マンションがペットにとって暑くなりやすい理由
まずは、なぜマンションが夏に暑くなりやすいのかを知っておきましょう。原因がわかれば、効果の高い対策を選べます。
気密性が高く熱がこもりやすい
マンションは戸建てに比べて気密性が高く、一度こもった熱が逃げにくい構造です。とくにコンクリートは日中の熱を蓄え、夜間にじわじわ放出するため、エアコンを切った留守番中に室温がどんどん上がってしまいます。窓を閉め切った密室では、わずかな時間でも危険な温度に達することがあります。
窓からの日射熱が室温を押し上げる
夏の暑さの最大の侵入口は窓です。室内に入ってくる熱のおよそ7割は窓・開口部からといわれ、西向き・南向きで日当たりの良い部屋ほど室温が上がりやすくなります。逆にいえば、窓からの日射をカットできれば、暑さ対策の効果は大きく変わります。
ペットは床付近の暑さをまともに受ける
暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまりやすいと思われがちですが、エアコンの冷気は意外と床まで届きにくいもの。体高の低い犬や猫は、人が立って感じる温度より高い環境で過ごしていることが多く、フローリングの照り返しも受けます。ペット目線の「足元の温度」を意識した対策が欠かせません。
| 室温・湿度の目安 | ペットの状態 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| 〜25℃/50%前後 | 快適に過ごせる | 通常の換気でOK |
| 26〜28℃/60% | やや暑く感じ始める | エアコン・除湿を稼働 |
| 28〜30℃/60%以上 | 熱中症リスクが高まる | 冷房必須・水分補給 |
| 30℃以上 | 非常に危険 | すぐ冷却・受診も検討 |

28℃を超えたら危険ゾーンなんだね。人が「ちょっと暑いかな」と思う頃には、足元のうちの子はもっと暑い思いをしてるんだ…!
賃貸でもできる!ペットの夏の暑さ対策7選
大がかりな工事をしなくても、工夫しだいで室温はぐっと下げられます。今日から実践できる7つの対策を紹介します。
① エアコンは留守番中もつけっぱなしにする
夏の留守番では、エアコンをつけっぱなしにするのが最も確実で安全です。設定温度は26〜28℃が目安。こまめにオン・オフを繰り返すより、つけっぱなしのほうが電気代も安定しやすく、室温の急上昇も防げます。停電や設定リセットに備えて、サーキュレーターを併用し冷気を部屋全体に回しましょう。
② 遮光カーテン・すだれで窓からの熱をカット
熱の侵入口である窓には、遮光・遮熱カーテンやすだれ、断熱シートで日射をブロックするのが効果的。外側にすだれやよしずを設置できれば、室内に熱が入る前に遮れてさらに効果が上がります。レースカーテンを遮熱タイプに替えるだけでも、体感温度は変わります。
③ ひんやりマット・クールベッドを用意する
アルミプレートや接触冷感ジェルマット、大理石ボードなど、ペットが自分で体を冷やせる「涼しい居場所」をつくるのも大切です。冷たい場所と普通の場所の両方を用意し、ペットが好みで選べるようにしておくと、冷えすぎも防げて安心です。
④ 新鮮な水をいつでも飲めるようにする
水分補給は熱中症予防の基本。複数の場所に水飲み場を設置し、倒れてもこぼれにくい重めの器を使いましょう。長時間の留守番には自動給水器が便利です。氷を1〜2個浮かべておくと、水温が上がりにくく飲水量も増えます。
⑤ 除湿で「蒸し暑さ」を断つ
犬や猫は呼吸(パンティング)で体温を下げるため、湿度が高いと体温調節がうまくいかず熱中症になりやすくなります。気温がそれほど高くなくても、湿度60%超えは要注意。エアコンの除湿モードや除湿機で湿度50〜60%を保つと、同じ室温でも体感がぐっと涼しくなります。
⑥ 風通しのよい「逃げ場」をつくる
玄関や廊下、浴室前など、家のなかでも比較的涼しい場所へ自由に移動できるようにしておきましょう。ケージで留守番させる場合は、直射日光が当たらず風が通る位置に設置するのが鉄則。窓際やキッチンの近くは避けてください。
⑦ 室温・湿度をスマホで見守る
外出先から室温が確認できるスマート温湿度計やペットカメラがあれば、異常な暑さにすぐ気づけます。スマホ操作で遠隔からエアコンをオンにできるスマートリモコンと組み合わせれば、急な気温上昇にも対応でき、留守番の不安が大きく減ります。

エアコンつけっぱなし+除湿+見守りカメラの合わせ技がいちばん安心だね。「涼しい逃げ場」を用意しておくのもポイント!
暑さを根本から解決するなら断熱リフォームも選択肢
毎年の猛暑で「エアコンをフル稼働しても部屋が暑い」「電気代が跳ね上がる」と悩むなら、住まいそのものの暑さ対策=リフォームを検討する価値があります。持ち家マンションはもちろん、分譲マンションでも専有部内の工事は可能なケースが多くあります。
内窓(二重窓)の設置で熱の出入りを抑える
既存の窓の内側にもう1枚窓を取り付ける内窓(二重窓)リフォームは、熱の最大の侵入口である窓を強化する効果的な方法です。夏は涼しく冬は暖かく、冷暖房効率が上がるためエアコン代の節約にもつながります。比較的短時間・低コストで施工でき、防音・結露防止の効果も期待できます。
断熱材・ペット対応床材で快適性アップ
壁や天井に断熱材を入れる工事や、滑りにくく熱がこもりにくいペット対応のフローリング・クッションフロアへの張り替えも、夏の快適さを底上げします。ペット対応床材は傷や汚れに強く、原状回復のしやすさという点でもメリットがあり、犬や猫の足腰への負担軽減にもなります。
まずはペット視点でプロに相談を
どこから手をつければいいか迷ったら、ペットとの暮らしに詳しいリフォーム会社へ相談するのが近道です。部屋の向き・構造・ペットの種類に合わせた最適な断熱プランを提案してもらえます。暑さ対策と同時に、脱走防止や消臭・防音といったペット特有の悩みもまとめて解決できます。
マンションのペット暑さ対策でよくある質問
Q. 留守番中のエアコンの設定温度は何℃がいい?
犬・猫ともに26〜28℃が目安です。冷やしすぎは体調を崩す原因になるため、ひんやりマットと毛布の両方を置き、ペットが自分で快適な場所を選べるようにしておくと安心です。湿度は50〜60%を保つと体感が涼しくなります。
Q. 電気代が心配。つけっぱなしは高くつかない?
エアコンは起動時に最も電力を使うため、短時間のオン・オフを繰り返すより、つけっぱなしのほうが割安になることが多いです。遮熱カーテンや内窓で冷房効率を上げれば、設定温度を下げすぎずに済み、電気代をさらに抑えられます。
Q. 賃貸でも内窓リフォームはできる?
賃貸の場合は原則として大家さん・管理会社の許可が必要です。原状回復が前提となるため、まずははがせる断熱シートや置き型の対策から始めるのが現実的。持ち家・分譲マンションなら、内窓や床材リフォームで根本的に解決できます。
まとめ:マンションの夏は「足元の暑さ」を制すれば安心

マンションは熱がこもりやすいけど、エアコン・除湿・遮光・見守りの合わせ技で十分守れるよ。毎年の暑さがつらいなら、内窓や床のリフォームで根本から涼しくするのもおすすめ。うちの子が快適に夏を越せるよう、できることから始めよう!
マンションでのペットの夏の暑さ対策を、最後におさらいします。
- マンションは気密性が高く窓からの日射で暑くなりやすい。室温28℃・湿度60%超は危険ゾーン
- 留守番中はエアコンつけっぱなし+除湿が基本。遮光カーテンとサーキュレーターで効率アップ
- ひんやりマット・複数の水飲み場・涼しい逃げ場を用意し、スマホで室温を見守る
- 毎年の暑さがつらいなら、内窓・断熱・ペット対応床材のリフォームで根本から快適に
日々の工夫でしっかり守りつつ、エアコンをフル稼働しても暑い・電気代がかさむといった悩みがあるなら、住まいそのものの暑さ対策を検討するタイミングです。ペットとの暮らしに合わせた断熱・リフォームを相談したい方は、専門のサービスに一度問い合わせてみると、わが家に合った最適な方法が見つかります。
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