ペットの遺影の作り方|写真選びと飾り方・費用相場

ビビ

先日うちの子が旅立って、お部屋に飾る遺影を用意してあげたいの。でも、遺影ってどうやって作ればいいのかな…。どんな写真を選べばいいのか、自分で作れるのか、費用はどれくらいかかるのかも知りたい。

大切な「うちの子」が旅立ったあと、ふとその姿を眺められる場所がほしくなるものです。そんなとき、飼い主さんの心の支えになってくれるのがペットの遺影です。人間のようにきっちりとした決まりはなく、その子らしい笑顔の一枚を選んで、自分たちらしい形で飾ってあげられます。

この記事では、ペットの遺影の作り方(自作・注文・アプリの3通り)、写真選びのポイント、サイズや費用の目安、飾り方のコツまで、はじめて遺影を用意する飼い主さんの目線でていねいに解説します。

この記事でわかること
  • ペットの遺影の作り方3通り(自作・写真店に注文・スマホアプリ)と費用の目安
  • 遺影に選ぶ写真のポイントと、うまく撮れていない写真を活かすコツ
  • 遺影のサイズ・フレームの選び方と飾り方
  • 写真以外に「その子の姿」を残す方法

ペットの遺影の作り方は3通り

ペットの遺影に、人間の葬儀のような厳密な決まりはありません。「その子らしい一枚を、見やすい形にして飾る」——これが基本です。作り方は大きく分けて次の3通りがあり、かける手間や費用に応じて選べます。まずはそれぞれの特徴と費用の目安を確認しましょう。

作り方費用の目安こんな方に
自宅で印刷して自作0〜2,000円すぐに飾りたい・費用を抑えたい
写真店・ネットプリントに注文1,000〜8,000円きれいに仕上げたい・加工も頼みたい
スマホアプリで作成無料〜1,000円程度背景や文字を自分で編集したい

①自宅のプリンター・コンビニで印刷して自作する

いちばん手軽なのが、スマホの中にある写真を印刷して手持ちのフレームに入れる方法です。自宅にプリンターがなくても、コンビニのマルチコピー機ならL判1枚30〜40円、A4サイズでも100円前後で印刷できます。写真用紙(光沢紙)を選ぶと発色がよく、遺影らしい仕上がりになります。急いで飾ってあげたいときや、まずは仮の一枚を用意したいときにぴったりです。

②写真店・ネットプリントに注文する

「きれいに残してあげたい」「背景を消したい・複数の写真を合成したい」という場合は、写真店やネットの遺影作成サービスに注文する方法があります。ペットの遺影に対応した専門店も増えており、写真の明るさ補正・背景の変更・虹の橋やお花の背景合成などをプロが仕上げてくれます。費用は加工の有無やサイズによって1,000〜8,000円ほどが目安です。データを送るだけで完成品が届くため、手間をかけずにしっかりした遺影がほしい方に向いています。

③スマホアプリで自分で編集する

無料の写真編集アプリを使えば、背景をぼかしたり、名前や享年、好きな言葉を添えたりと、自分らしい遺影を作れます。編集したデータをそのままコンビニやネットプリントで印刷すれば完成です。「Canva」などの無料アプリはテンプレートも豊富で、スマホ操作に慣れていれば15分ほどで作れます。世界にひとつだけの遺影を、自分の手で仕上げたい方におすすめです。

遺影に選ぶ写真のポイント

遺影は毎日目にするものだからこそ、写真選びが何より大切です。次のポイントを意識すると、その子らしさが伝わる一枚を選べます。

  • 顔がはっきり写っている…ピントが合い、表情がわかる写真を選ぶと遺影として見やすくなります。
  • その子らしい表情…かしこまった写真より、いつもの笑顔やくつろいだ表情のほうが、見るたびに温かい気持ちになれます。
  • 明るく撮れている…暗い写真は加工で明るくもできますが、もともと明るい場所で撮った写真のほうが自然に仕上がります。
  • 正面〜斜め前から…目線がこちらを向いている写真は、そばにいてくれるような安心感があります。

「うまく撮れた写真がない」ときは

「きれいな写真が1枚もない」と落ち込む必要はありません。背景に他のものが写り込んでいても、専門店やアプリで背景だけを消して単色やお花に差し替えられます。少しピンボケでも、その子とわかる愛らしい一枚であれば十分に立派な遺影になります。大切なのは写真の出来栄えよりも、「その子との思い出がよみがえる一枚か」どうかです。

写真だけでなく「その子の姿」を立体で残す

遺影を用意すると、その子の顔をいつでも見られる場所ができて、少し心が落ち着きます。一方で、写真だけでは物足りなさを感じ、「もう一度、あの子にふれたい」という気持ちが残る飼い主さんも少なくありません。

そんな方に選ばれているのが、生前の写真をもとにその子そっくりの立体フィギュアを作る方法です。遺影の隣にそっと並べれば、平面の写真だけでは伝わらない毛並みや体つき、その子ならではの表情まで手元に残せます。「触れられる姿でそばにいてくれる」安心感は格別で、遺影とあわせて用意する方が増えています。うちの子の面影をいつまでも残したい方は、一度チェックしてみてください。

遺影のサイズとフレームの選び方

ペットの遺影は、飾る場所に合わせてサイズを選べます。人間の遺影のように大きくする必要はなく、飾る棚やスペースになじむ大きさを選ぶのがポイントです。よく選ばれるサイズの目安は次のとおりです。

サイズ大きさの目安飾る場所
L判約9×13cm棚・机の上・ペット仏壇
2L判約13×18cm少し存在感を出したいとき
キャビネ・A5約13×18〜15×21cmリビングの目立つ場所

フレームは、ナチュラルな木製フレームやシンプルな白・淡い色のものが人気です。近年はペット用のメモリアルフレーム(写真・お名前プレート・お花を飾れる一体型)も販売されており、2,000〜5,000円ほどで購入できます。その子のイメージに合う色や素材を選んであげましょう。

遺影の飾り方とお供えのコツ

飾る場所に決まりはない

ペットの遺影を飾る場所に、宗教的な決まりはありません。家族がよく集まるリビングや、その子がいつもいたお気に入りの場所など、飼い主さんが「ここに置きたい」と思える場所で大丈夫です。お骨や骨壷を手元に置く場合は、遺影と並べて小さなメモリアルコーナーを作る方も多くいます。直射日光が当たると写真が色あせやすいため、日の当たりすぎない場所を選ぶと長くきれいに保てます。

お花やおやつを添えて

遺影のまわりに、その子が好きだったおやつやおもちゃ、季節のお花を添えてあげると、あたたかいお供えの空間になります。生花のほか、水やりのいらないプリザーブドフラワーや造花を選べば、長くきれいな状態を保てて手入れも簡単です。決まった形にとらわれず、「その子が喜んでくれそうか」を基準に、自分たちらしく整えてあげましょう。

写真データは必ずバックアップを

遺影のもとになった写真データは、その子の大切な思い出そのものです。スマホの機種変更や故障で消えてしまわないよう、クラウドや別の場所に必ずバックアップを取っておきましょう。あとから別サイズで作り直したり、フィギュアや他のメモリアルグッズを作ったりする際にも役立ちます。

その子との思い出を、自分らしい形で残す

遺影づくりは、旅立ったその子ともう一度ゆっくり向き合う時間でもあります。たくさんの写真を見返しながら「この笑顔がいちばんこの子らしいね」と選ぶ時間そのものが、飼い主さんの心を少しずつ癒やしてくれます。悲しみを無理に消そうとせず、その子と過ごした日々をいつくしみながら進めてあげてください。

そして、写真の遺影に加えて、そっくりのフィギュアや手元供養のグッズを組み合わせると、「うちの子がいつもそばにいてくれる」実感がより強くなります。毎日おはようとおやすみを言える場所ができることは、前を向いていくための大きな支えになります。自分たちにいちばん合う供養の形を、ゆっくり見つけていきましょう。

まとめ

ペットの遺影は、自宅で印刷して自作する(0〜2,000円)・写真店やネットプリントに注文する(1,000〜8,000円)・スマホアプリで編集する(無料〜1,000円程度)の3通りで作れます。人間のような決まりはなく、その子らしい笑顔の一枚を選び、飾る場所になじむサイズとフレームで整えてあげれば十分です。

うまく撮れた写真がなくても、背景の加工や補正で立派な遺影に仕上げられます。大切なのは写真の出来栄えより、その子との思い出がよみがえる一枚かどうか。写真の遺影に加えて、そっくりのフィギュアなどで「触れられる姿」を残しておくと、悲しみを抱えながらも穏やかに前を向いていく力になります。自分たちらしいお別れと供養の形を、あせらず見つけてください。

この記事を書いた人

uchinoko_kurashi